感想:「自分から勉強する子の親がしていること」

読書感想:「自分から勉強する子の親がしていること」

(大塚隆司著 さくら舎)

 

副題が、「1000人の『勉強ぎらい』がこんなに変わった!」というとおり、勉強ぎらいの子がいかに自分から勉強する子に変えていくかといった本です。小中学校に通う子を持つ親向けで、我が家ではいまのところ対象児童はいないのですが(これから&手遅れ…)、やがて小学生になる子どものために読んでみました。

この本にあるとおり、いかに勉強が楽しい!と思わせるかが大事なのよね~。ママがニコニコしながら、一緒に勉強するって、実際やろうとするとなかなかにハードです。「なんでわからないの!」「勉強しなさーい!」と、みるみる般若になっていくのが容易に想像できます…

「うちの子は目標がなくて」

「目標があれば勉強するようになると思うんですけど」

そんな言葉をよく聞きます。

確かに、目標を持つことでやる気が出て、自分から勉強しはじめることはよくあります。

実際に、そんな子を何人も見てきました。

ただ、そういった子ばかりではないということも考えておかなければいけません。

なぜなら、なかには目標があるとやる気をなくしてしまう子もいるからです。

このことは結構新鮮でした。普通目標を持つと頑張ろうって思うけど、そうとも限らないらしい…。確かに言われてみれば、目標が高すぎたりして無理むり~と思ってしまったりすることは自分でもよくありますし。人によっては目標が逆効果になることってありうるよなあ…。

その他にも、「教えずに教える」、「どこで手放すか」など、大事だなと思うことが多く書かれています。子どもに勉強をさせることを意識し始めたときや、節目節目でまた再読しておきたい本ですね。

 

 

自分から勉強する子の親がしていること ―1000人の「勉強ぎらい」がこんなに変わった!

自分から勉強する子の親がしていること ―1000人の「勉強ぎらい」がこんなに変わった!