男らしさ、女らしさ

はてブで見つけて気になった記事。タイトルの通り「男らしさ」の幻想が人を追い詰め、苦しめることってあるんだろうなあ。むしろ多いんだろうなあ。

 

kutabirehateko.hateblo.jp

 

ここからはてこさんのブログをたどっていくと、九州男児から見る男尊女卑だとか、女性たるもの的なものへの意見がそこここに出てきます。男らしさが女性を苦しめる、という観点しかなかった自分としては、それが男性自身をも追い詰めて苦しめるという意見はとても新鮮です。強くあらねばならない、という呪縛はかくも大きいものなのか。

 

九州男児じゃなくても、世の中では男たるもの、女たるもの的な考え方は蔓延しているわけで。いまの男女平等、という考え方でとらえると、どうしても男尊女卑な考え方って受け入れられないと思うじゃないですか。私も実際、「なんで女性ばっかりこんな家事と育児とおしつけられるのよー」とかぶつぶつ思っていたわけで。

しかし、家庭内で問題がおきて困り果てていたところに、友人から教えられてわらをもすがる気持ちで読み進んだ本が、「新・良妻賢母のすすめ」でした。

  

「良妻賢母ですって!?」と、何度本を投げ捨てそうになったかわからないけど、この本の訳者による講演を聞くことによって、腑に落ちた部分が多くありました。この本でうたっている、夫に対する「感謝」、「賞賛」、「最優先」。なんだよやっぱり男をたてて、女はあとについてかないといけないのねーなんて思っていたけど、それって、男のほうが偉いとかどっちが上だとか、勝ち負けだとかをどうしてもつけようとしているだけ。でも実は、男と女はどっちが上かどうかなんてなくて、あるのは役割、ただそれだけ。男は守り導く側、そして女は守られ導かれる側、それは役割であって優劣ではない。ここを心で理解できてからは、いろんなことがすごく楽になりました。きばって考えなければ、オトコにも優しくなれるものなのよー(笑)

てゆーか、男と女ってまったく違う生き物だって、グレイ先生も言ってるしね。

まあ、我が家においてはまだまだ発展途上(私がバクハツしてケンカになることも多し)なのですが、まわりがどうのこうの言うのはさておき、自分のなかでぶれないポイントがあるのはすごく楽なことなわけで、今では男尊女卑的なトピックに心がざわめくことも(少)なくなったかな~

同じように、少しでも気持ちが楽になれる人が増えるといいなと思ってます。男の人も、女の人も。